2月22日は「竹島の日」島根県など4年ぶり入場制限設けず式典

2月22日は、島根県が条例で定める「竹島の日」です。新型コロナウイルスの5類移行を受けて、島根県などは4年ぶりに入場制限を設けずに式典を行い、丸山知事は、政府にきぜんとした姿勢で韓国との外交交渉にのぞみ、竹島問題の解決を図るよう訴えました。

島根県は、明治時代に竹島を県の所管とした2月22日を条例で「竹島の日」と定め、毎年、松江市で式典を行っています。

新型コロナが5類に移行してから初めてとなる今回の式典では、4年ぶりに入場制限を設けず、去年より130人多い320人余りが出席しました。

式典で丸山知事は「竹島は、わが国固有の領土だが、韓国が不法占拠してから70年になる」としたうえで、「最近の韓国側を見ると、国会議員による竹島への上陸、軍事訓練など、不法占拠を既成事実化しようとする動きが続いていて極めて遺憾だ。解決には政府レベルの話し合いが不可欠だ」と述べて、日本政府にきぜんとした姿勢で外交交渉にのぞみ、解決を図るよう求めました。

このあと政府から派遣された内閣府の平沼正二郎政務官が「政府は総力をあげて、きぜんとした態度でわが国の立場を韓国側に伝え、粘り強く対応していく。島根県の思いを胸に刻み、地元と連携して情報発信の強化に努める」と述べ、国内外に向けた啓発活動を通し、国際社会の支持を集めながら解決に取り組んでいく姿勢を示しました。