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2016年4月5日放送

井戸茶碗

鑑定依頼人佐藤恵子さん
鑑定士 中島誠之助
ジャンル 焼き物・茶道具
本人評価額¥ 1,000,000
エピソード20歳の頃から編み物を習い、数年で講師の資格を取得。自分の結婚式で着るウェディングドレスを自分で編んで作ったほどの腕前。2年前、両親が暮らしていた家を売却することになり、荷物の整理をしていると、押入れの奥で新聞紙にくるまれた真っ黒なお宝を発見。まったく見覚えがなかったが、裏千家の茶道教授だった大叔母が両親にくれたものかもしれないと思い、毎日ぬるま湯に浸して丁寧に洗った。すると、30日後、とても綺麗になったのでビックリ。調べると、本に載っていた名品とそっくりだった。ひょっとしたら凄いものかもしれない。
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鑑定士総評

大井戸茶碗に間違いない。全体が見事な風格のある大ぶりで、しっとりと落ち着いた枇杷色に包まれている。見込みには一面の細かい貫入が浮き上がっており、中を覗くと心が吸い込まれるような広がりがある。外側には釉薬の飛沫が一面にばっとかかっており、実に躍動的。内側の静に対して外側の動。高台の辺りはへらでぐるっと力強く削り取ってあり、梅花皮(かいらぎ)がほどよく散っている。高台の中は一面の梅花皮でそこに兜巾がきゅっと出ている。大変珍しい景色。ただ一つ残念なことは、依頼品は高台の竹の節からやや下の所を削ってある。おそらく、茶人が高台が高すぎて茶が飲みづらかったというような理由があるのだろう。別にそれは茶碗としてマイナスではない。もし天正時代、あるいは安土桃山時代の武将・茶人が持っていたとか、江戸時代に茶会でこれを使ったとか、銘はこうだという箱・伝来・次第が残っていたら5000万円でもよい。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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