• 未鑑定
  • 不明

おおちどりじゅうもんじやり

大千鳥十文字槍 /ホームメイト

大千鳥十文字槍

「大千鳥十文字槍」(おおちどりじゅうもんじやり)とは、槍身の両側に、左右対称に枝が付けられている「十文字槍」の一種であるの総称を指します。大千鳥十文字槍という名称は、この十文字槍の枝にそれぞれ突起が付けられており、その姿が千鳥が飛び立つさまに似ていることから付けられました。

大千鳥十文字槍には、穂(ほ:槍の刀身部分のこと)が3つあることから、突く以外に、払う、引くという多彩な攻撃方法があります。槍は戦国時代における主要武器のひとつでしたが、重たく、複雑な動きで敵を攻撃する大千鳥十文字槍を馬上で扱うには、高い技術力が必要とされました。

そして、この大千鳥十文字槍を持って戦ったとされる武将が「真田幸村」(さなだゆきむら:真田信繁とも)です。日本一の兵と言われる真田幸村は、「関ヶ原の戦い」を父「真田昌幸」(さなだまさゆき)と共に西軍として戦ったのち、九度山(くどやま:現在の和歌山県伊都郡九度山町)に蟄居(ちっきょ:刑罰のひとつで、外出せず謹慎すること)させられることとなりました。

現在、九度山にある真田父子の屋敷跡には「善名称院」(ぜんみょうしょういん)、別名「真田庵」が建てられ、真田幸村が所有していたと伝わる十文字槍の穂先が伝来しているのです。

真田幸村が使用していたと伝わる槍の柄は、「真田の赤備え」(さなだのあかぞなえ)と同様に、鮮やかな朱色をしていたとされています。朱色の槍は、「朱槍」(しゅやり)と称され、優れた武功を立てた者のみが持つことを許されていました。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
未鑑定
時代 時代
不明
刀剣種別 刀剣種別
銘
-
刀工 刀工
-
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
-
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
-
展示場所 展示場所
真田宝物資料館
長さ 長さ
(cm)
30
反り 反り
(cm)
-

刀剣に秘められた幾多の魅力を皆様にお届けするサイト、刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」のコンテンツ「刀剣名刀図鑑」から「大千鳥十文字槍」の詳細ページです。
「大千鳥十文字槍」にまつわる逸話や解説、イラストだけでなく、鑑定区分や作刀された時代、代表的な所有者や展示されている施設などをご覧いただけます。
数ある日本刀の中でも「名刀」として現代まで伝えられてきた「大千鳥十文字槍」の姿を、「刀剣名刀図鑑」でお楽しみ下さい。
刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」の掲載内容は、刀剣・甲冑の基礎知識をはじめ、日本刀の歴史や雑学、日本刀にまつわる歴史人や合戦、名刀を生み出した名工に関する情報などをご紹介。日本刀に関するSNS、各種アプリゲーム、刀剣・お城川柳、四字熟語といった楽しむコンテンツも充実。刀剣や鎧兜に関する様々な情報を、あらゆる角度からバーチャルの世界でお楽しみいただけます。

もっと見る▼
注目ワード
注目ワード