「長篠の戦い」テーマに土産物開発 「馬防柵体験」も 愛知・新城

戸村登
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 徳川家康ゆかりの史跡が点在する愛知県新城市で21日、戦国時代をイメージした新たな土産物が発売される。その名は「馬防柵(ばぼうさく)さつまいもスティック」。現在の市内が舞台となった「長篠の戦い」について、食べながら理解を深められるユニークな仕掛けがある。

 新城市八名井(やない)で農業を営みながら、2020年に奥三河の魅力を発信する「Oyden(おいでん)ガーデン」を始めた松山和彦さん(52)が考案した。

 1575(天正3)年の長篠の戦いから450年となる25年に合わせて商品化するつもりだったが、NHK大河ドラマ「どうする家康」の放映が8日に始まるのを知って早めた。

 商品の箱の底面には織田・徳川連合軍が武田騎馬隊に鉄砲を使った戦の様子が描かれている。穴を開けてサツマイモを細切りにしたスティックを差し込むと、武田騎馬隊をはねつけた「馬防柵」ができあがる。

 長篠の戦いに関連する「歴史人物カード」が1箱に1枚入っている。あまり知られていない人物にも焦点を当て、新たな関心を掘り起こせるよう工夫している。カードは9種類ある。

 1袋55グラム入りで税込み980円。「愛知県大河ドラマ『どうする家康』観光推進協議会」の認証も取得済みで、21日に「道の駅もっくる新城」「道の駅鳳来三河三石」「長篠・設楽ケ原PA」などで発売される。

 このほか、「長篠の戦い 戦国クリアファイル」(9種類)をすでに販売している。長篠の戦いを語るうえで欠かせない9人が図案化されている。(戸村登)

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