竹島
島そのものが国の天然記念物!三河湾に浮かぶパワースポット
全長387mの竹島橋を歩いて島へ渡ろう
三河湾にぽっかりと浮かぶ竹島へは、陸地から全長387mの竹島橋を歩いてアクセス。海中の生き物や海鳥を眺めながら5-7分ほど歩くと、島の入り口に建つ大きな鳥居、そして島全体を覆うように茂る植物が迎えてくれる。大きな鳥居は、島の中央に建つ八百富神社のもの。開運・安産・縁結びの神様を祀る日本七弁天のひとつであり、また、陸地からわずか400mほどの距離でありながら、本土とは異なる独自の植物体系を持つ。島全体がパワースポットであり、国の天然記念物に指定されている全国的にも珍しい希少な島だ。鳥居を抜けると左右からすぐに島の外周を一周できるが、まずは石段を上って八百富神社へ向かおう。
開運・安産・縁結びの神様を祀る八百富神社
八百富神社は、1181年(養和元)の創建と伝えられる歴史ある神社。三河国司の三河守(みかわこくしのみかわのかみ、三河の国を統治する役人)となった藤原俊成(ふじわらのしゅんぜい)が、未開だったこの地の開拓を行った際、竹島が滋賀県・琵琶湖の竹生島によく似ていたことから、竹生島の弁才天を勧請したことが始まりだという。そのとき、竹生島から竹を2本持ってきて御神体として植えたことから、「竹島」と名づけられたと伝えられている。開運・安産・縁結びの神様を祀るほか、宇賀神社、大黒神社、千歳神社、八大龍神社といった境内神社が建つパワースポットである。
八百富神社を参拝したら、竹島八景を巡ろう
八百富神社でお参りを済ませたら、島内散策へ。外周約680mの島の周囲には整備された遊歩道が設けられている場所もあり、干潮時には徒歩30分ほどで一周することができる。とても小さい島ながら、高等植物の自生が数多く確認されているほど豊かな自然が魅力。また、常磐の磯(ときわのいそ)、甑嶋(こしきじま)、千歳渚(ちとせのなぎさ)、川獺岩(かわうそいわ)、旭渓(あさひなだ)、竜神岬(りゅうじんみさき)、沖の島(おきのしま)、焙烙岩(ほうろくいわ)と命名された竹島八景もあり、見どころたっぷり。島を覆う多種多様な植物と、波打ち際に形成する荒々しい岩石、見渡す限りに広がる大海原といった景色を見ることができる。
徒歩圏内には有名な蒲郡市竹島水族館も
竹島園地として整備された竹島の陸地側周辺は、海岸沿いの遊歩道や芝生、ベンチなどが整えられ、住民の憩いの場として愛されている。また、徒歩数分の場所には、珍しい海の生き物と、手作り感あふれるユニークな展示方法で全国的な注目を集める「蒲郡市竹島水族館」も。春から初夏にかけては潮干狩りスポットとして、年始は初詣と初日の出の名所としても有名で、年間を通して多くの人が訪れている人気エリアだ。ぜひ合わせて訪れてみよう。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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