BLOGTIMES
2014/10/15

国立科学博物館で真空管式計算機と i4004 を見る

  museum  tokyo  processor  intel 
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真空管式計数型計算機 FUJIC - 国立科学博物館で真空管式計算機と i4004 を見るIntel i4004 - 国立科学博物館で真空管式計算機と i4004 を見る
零式艦上戦闘機(零戦) - 国立科学博物館で真空管式計算機と i4004 を見る霧箱による宇宙線の観察 - 国立科学博物館で真空管式計算機と i4004 を見る

今日はちょっと所用で上野の国立科学博物館*1に行ってきました。現在、地球館の内部の一部改装作業が行われており、1/3くらいの展示は見ることができません。

展示物は零戦とか、ロケットエンジン LE-5 とか、日本の技術の結晶のようなものが多数集められています。そのほか教科書でしか見ることがなかったフーコーの振り子による自転の観察や、霧箱による宇宙線の観察などの装置についても実物を始めて目にしました。コレクション数が膨大なので、ここは本当に一日居ても飽きないと思います。

コンピューターもいろいろある

僕の専門の領域の計算機についても機械式から電子式まで一通りそろっています。普段から立場上「昔、計算機は真空管が使われていた時期があって・・・」という解説しているわけですが、実物と対面するのは初めてです。実物の FUJIC は迫力が違いますね。ここに真空管式の計算機があるというのは以前から知っていましたが、もっと早く来ておくべきでした。今後の資料とするためにたくさん写真も撮っておきました。もちろん世界初のマイクロプロセッサである インテルの i4004 も近くに陳列されています。

FUJIC-コンピュータ博物館

1956年3月初めに完成し,我が国最初の電子計算機となった.FUJICは真空管を約1,700本使用した2進法3アドレス方式の電子計算機で,記憶装置には超音波水銀遅延線(255語)が採用された.論理回路のクロック周波数は約30KHzであったが並列演算回路を採用し,加減算0.1ms,掛算1.6msと,当時としては比較的高速であった.目標はレンズ設計において人手計算の1,000倍であったが,約2,000倍の性能を実現した.

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