「大井戸茶碗」の「三井戸」「茶の湯の歴史240」茶の歴史240 | Souki一観一楽有難うの茶の湯ブログ

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教えることが天性と思い、茶の湯関係(点前、茶の湯教科、お茶事、茶の湯の陶磁器、茶杓の実技)を51年間、NHK文化センター大阪、神戸、名古屋などで1999年から延べ3万9千人の方々に茶の湯の極意をお伝えして、2022年4月からオンラインZOOMライブ入門講座を開講中。一茶一楽

「井戸茶碗」の中でも「大井戸(おおいど)」は、伝来のものは二十数碗と少なく、中でも「三井戸」と言われるのが、国宝の「喜左衛門井戸」と「加賀井戸」と「細川井戸」ですね。

「大井戸」については謎が多く、何処でどういう目的で造られたのか分らず、未だに破片すら発掘されていません。

そのため、毎年発掘されたとの誤報がもたらされています。おそらく造られたのは北の方だと思います。

 

その「大井戸」にのみ「井戸の十誓」あるいは「井戸十誓(いどじゅっせい)」があります。

「大井戸」だけなので、「伯庵十誓(はくあんじゅっせい)」あるいは「伯庵十二誓(はくあんじゅうにせい)」よりも知られていません。

その「井戸十誓」には、一井戸形(いどなり)、二枇杷色(びわいろ)、三轆轤目(ろくろめ)、四貫入(かんにゅう・口伝あり)、五梅華皮(かいらぎ)、以上が外側から見たところですね。

 

残り五つは明日お話し致しましょう。

 


お付き合い下さり、ご講読ありがとうございました。

ではまた。

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